日常生活の「めんどくさい」は、実は性格の問題ではなく“仕組み”の問題です。人は1日に数千回もの小さな判断をしています。その一つひとつが脳のエネルギーを奪い、疲れやストレスにつながります。
そこで役立つのが、生活をできる限りルール化(仕組み化)すること。選択肢を減らすだけで、毎日の生活が驚くほどラクになります。今回は、私自身が実践している「めんどくささを減らす生活ルール」を紹介します。
① 服は黒で統一|判断をゼロにするクローゼット
まずは服のルール化。私はすべて黒で統一しています。トップス、パンツ、靴下まで黒で揃えておくと、朝の「どれを着よう?」という悩みが消えます。
黒は汚れも目立たないので、日常使いに最適。靴下も柄物だと探す手間がありますが、全部黒なら左右を合わせる必要すらありません。下着だけは透け防止のため白に統一しています。
服の種類を極端に増やさないことで、判断回数も洗濯の仕分けも激減。クローゼットが片付きやすく、どれを選んでも“正解”になる仕組みです。
② 髪型はショート|手入れもコストも最小に
髪型もシンプルにショートヘアを維持。ロングヘアはシャンプー代も高く、乾かす時間も長いので、生活効率的にはデメリットが多いです。ショートならセットに時間がかからず、寝癖も整えやすい。
私は美容室代の節約も兼ねて、基本的にセルフカットか家族に切ってもらっています。半年に一度美容室に行く程度で十分。髪をまとめる必要もないため“めんどくさい”を1つ消せます。
③ 買い物はほぼ通販|比較もしやすく効率的
買い物のルールは明確で、基本は通販。家電製品や日用品はネットのほうが安いことが多く、余計な営業を受けることもありません。価格比較も簡単で、時間の節約にもなります。
ただし、食品は通販だと割高なので、スーパーと100円ショップだけは実店舗を利用。消耗品は安く、必要なものだけ買えるため無駄な出費も防げます。スマホも店頭ではなくオンライン購入のほうが安く、待ち時間も短いのでおすすめです。
④ 車は持たない|維持費と手間をゼロに
車の維持は費用も手間も大きいもの。ガソリン、保険料、車検、駐車場代、メンテナンスなど“やることリスト”がとにかく多いです。
私は思い切って車を持たず、バス・電車・タクシーで移動するようにしました。維持費がかからないだけでなく、メンテナンスや管理のストレスからも解放されます。移動コストが必要なときだけ払う仕組みのほうが、生活の自由度が上がります。
⑤ 化粧品は“石鹸だけで落ちるコスメ”
メイク落としもルール化しています。クレンジング不要のコスメを使うことで、夜のスキンケアが圧倒的にラクになります。クレンジング代も不要になり、買う手間も使用時の手間も減らせます。
個人的におすすめなのは、石鹸で落ちるセザンヌのコスメ。値段も手頃で、肌負担も少なく、めんどくささを最小限にできます。
⑥ 冬は灯油ストーブを使わない|灯油の手間を削減
冬の暖房選びも“めんどくさくないもの”が基本。灯油ストーブは暖かいですが、灯油を買う・運ぶ・補充するという作業が非常に手間です。
私はエアコンをメインに使い、特に寒い日はデロンギのヒーターを併用しています。灯油の管理がゼロになるだけで、冬のストレスが大幅に減りました。
まとめ|めんどくさいは“性格”ではなく“仕組み”で減らせる
生活のめんどくささは、努力や根性ではなく“仕組み化”で解決できます。服を統一する、髪型をシンプルにする、買い物ルールを決めるなど、日常の判断を減らすだけで生活は驚くほどスムーズに。
「毎日なんとなく疲れる」「家事が続かない」という人は、今日から1つだけルール化してみてください。生活が想像以上にラクになります。

コメント